( ´_ゝ`)兄者は押入れから出てこないようです
- 300 :なんとなく出会い編:2008/01/17(木) 15:29:03.80
ID:UoQY08ro0
- ( ^ω^)「ところで、つーってどうして兄者のことが好きなんだお?」
(*゚∀゚)「あ?」
( ^ω^)「だって、どう考えたっておかしいお?
ブーンが言うのもなんだけど…兄者はどっちかというともてないっていうか…」
(*゚∀゚)「どっちかもなにも、完全にもてないだろ」
(;^ω^)「じゃあなんで…」
(*゚∀゚)「そうだなー」
- 301 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木)
15:32:38.47 ID:UoQY08ro0
- オレが高校にあがりたてのころ、その時既にあいつは有名だった。
2m近くもある身長は、他のやつらよりも頭一個分飛び出てて、どこから見ても一目瞭然。
ζ(゚ー゚*ζ「あ、兄者よ。 からんできたニュー速高の人を一人で30人も倒したっていう」
( ><)「野蛮なんです!怖いんです!」
ζ(゚ー゚*ζ「弟の方は頭もよくてかっこいいのに、同じ双子なのにねー」
( ><)「世界不思議発見なんです!」
(メ´_ゝ`)「………」
道を歩けば後ろ指さされる。兄者はいつも一人だった。
係わってくれる人も、友達も少なく、ずっと一人だった。
- 304 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木)
15:36:01.87 ID:UoQY08ro0
- 兄者は日々のイライラをどこにもぶつけられず、喧嘩ばかりしていたんだ。
そしたら、この街ではってるギャングに目をつけられて、近所のつぶれたゲーセンの中に呼び出されていたのを偶然見かけた。
(*゚∀゚)「オイオイ、大丈夫かよ…」
半分野次馬も入っていたと思う。
それでもオレは寂しそうな目をしていた兄者をほっとけなかった。
ミ,,゚Д゚彡「クックック…。よく逃げないできたなあゴルァ!!!」
(メ´_ゝ`)「………」
ミ#゚Д゚彡「この街はおまえの好きなようにはさせんぞ!みなのもの、かかれー!!」
(*゚∀゚)(どこの時代劇だっつーの)
100人はいたかもしれない。そんな人数の不良達にオレは冷や汗を流した。
そこで帰っておけばよかったんだろうけど、目が離せなかった。
(;*゚∀゚)「警察呼んだほうがいいかな……」
ミ,,゚Д゚彡「よお、小さなお譲ちゃん。 こんなところで何やってるのかな?」
(;*゚∀゚)「っ…!?」
- 306 : ◆xpWeb2unS6
:2008/01/17(木) 15:40:11.32 ID:UoQY08ro0
- ミ,,゚Д゚彡「こんな可愛い子が来る場所じゃないよ?
それとも何かな? ……ヤッちゃうか」
(;*゚∀゚)「なにっ!?」
オレは逃げようとした。
けど、ヤツの腕がオレをつかむ。
か弱いオレはその腕を振り解けなかった。
あいつはオレを地面に組み敷いて、下卑た笑いを浮かべる。
あの時は本当に殺されるんじゃないかと思った。
(#´_ゝ`)「そいつは関係ないだろーが!! その手を離せ!」
けど、そんなヤツのわき腹を思いっきり蹴って兄者はオレの手を取った。
外に放り出して扉を閉める。
その中で、しばらくは嫌な音しかならなかったな。
- 309 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木)
15:44:12.44 ID:UoQY08ro0
- やっとのことで全員を倒し終わった兄者だけど、疲労は激しかった。
満身創痍で壁によりかかって座っていた。
その時、もう既に帰ったかと思っていたつーが目の前に居た。
(*゚∀゚)「大丈夫か?」
(メ´_ゝ`)「なんだよ、俺にかかわんじゃねえ」
(*゚∀゚)「まあそう言うなって、助けてもらったのにほっとけるか」
(メ´_ゝ`)「………」
(*゚∀゚)「こう見えて怪我の治療は慣れてるんだ。 殴られなれてるからな」
(メ´_ゝ`)「…バカじゃねーの」
- 310 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/17(木)
15:45:03.67 ID:UoQY08ro0
- (*゚∀゚)「そうやって兄者は段々オレに心を開くようになり、次第に恋心を抱き始め、
今となってはめでたく恋人同士になりました! と、おしまいおしまい!」
(;^ω^)「え? なに?どういうことだお? 兄者が2m?
それに兄者はそんなに強くないし、つーはそんなに弱くないお」
ξ゚听)ξ「ブーン…本気にしなくていいからね。
人物設定逆な上に、妄想がかなり入っちゃってるから」
(;*゚∀゚)「いいじゃねーか!! 想像上くらい小さくたっていいじゃねーか!」
ξ゚听)ξ「現実を見たときに悲しくなるだけよ…」
(;*゚∀゚)「想像上くらいラブラブだっていいじゃねーか!」
ξ;゚听)ξ「………だ、大丈夫。 あんたたちは既にらぶらぶだから」
(*゚∀゚)「ほ、ほんとか!?」
ξ゚听)ξ「そうそう、照れてるだけで、兄者はつーが居ないと生きていけないほど大好きよ」
(;^ω^)「つんっ!そういう嘘は…」
ξ゚听)ξ(いいのよ! つーがかわいそうじゃないの!?)
(;^ω^)(う、うーん……)
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