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川 ゚ -゚)眼鏡戦隊は高校生活を応援するようです



64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 20:57:49.93
本日2度目のバスケ部部室。
来訪した顔ぶれは随分と違っている。

面々の一人。
ストレートの長い髪をなびかせ、眼鏡を光らせ
クーが扉を開けた瞬間に部室の中に指差した。

川 @-@)「犯人はお前だ!!!!」

その方向には荷物の山。
片付けられていない、混雑の部室。

(*゚ー゚)「き、君かなぁっー!? それとも君かなぁっー!?」

指した方にある物体がありすぎて、しぃはそれの何れかと探し回る。

川 ゚ -゚)「すまない。 この汚さは想定外だ」

(´<_` )「だよなぁ」

66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 20:59:41.07
川 ゚ -゚)「まず順を追って説明しよう。
     この部屋での変態行為をしていたのは、人間ではない」

ざくざく、と己の道を切り開き、クーは自分の示した場所へと歩く。
人間ではない、ということを聞いて、弟者が逸早く反応した。

(´<_` )「人間じゃないってことはなんだ? 幽霊とかか? いないっていってたが」

川 ゚ -゚)「幽霊だとて元は人間だ。 そうでないのもいるみたいだが。
     今回は違っていて、完全に無機物だ」

ξ゚听)ξ「無機物がセクハラするの?」

川 ゚ -゚)「セクハラという言葉は語弊がある」

クーは服や色んな物の下の下に埋もれている物体を掘り起こすべく、
それらを手でかきわける。
一番下に――――――あった。

川 ゚ -゚)「部室の窓が割られた。 しかしその行為は故意ではない。
     私は確かに記憶しているよ、その窓が割られた日、それは…」

彼女は一つの可能性を、掌に包みながら皆の前に提示した。
直径何センチかの大きさ、そのまるびを帯びた棒が、確かな質量を持って存在している。

68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:01:44.61
ξ; )ξ「き、きゃああああああああ!!!?!」

川 ゚ -゚)「ふふふ、ツンにもわかるだろう。そうだ、これが犯人…」

クーはずい、とそれを前に突き出す。
ツンが一層怯えた。

(´<_`;)「何セクハラしてるんだ!!なあ、あに―――」

(l!!´_ゝ`)「ああああああ! バイブ怖いよバイブ!!!
      弟者ああ早くどうにかしろー!!」

(´<_`;)「トラウマかーっ!!!」

それはどうみても男性器を模った物体。
視野に入れた彼らは、各々の反応を示す。
彼らの横で、しぃは静かに打ち震えた。

(* ー )「だめよ…そんなの、私は認めない…」

(´<_`;)「しぃ?」

(*;∀;)「そんな…もてない女の象徴みたいな…哀しすぎるわ!
     だって、だって…うひゃ、アヒャヒャヒャヒャ!!!」

(´<_`;)「落ちつけ! アヒャってるぞ!! お前がアヒャったらただのつーだって!」

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:03:48.33
川 ゚ -゚)「それは、ハインの宇宙船の落ちた日だ」

大混乱をきたしている彼らの前。
クーは完全無視で、手に持った肉色の物体を弟者に突きつける。

(´<_`;)「はぁ…」

川 ゚ -゚)「校庭に落下した時の衝撃で、宇宙船の中からエネルギー体が飛んだ。
     それがこの部室へと入り込んだというわけだ」

(*;∀;)「アヒャッそれじゃ、なんで物がなくなったり、触られたとか?」

川 ゚ -゚)「宇宙をそれだけで旅が出来るほどのエネルギーがそれに収納されている。
     だから、宇宙船の核として使われずに溢れでたエナジーが部員に影響したのだ。
     物がなくなったのはたんに部屋が汚いからだろう」

(´<_` )「今までの調査が無意味な説明ありがとう」

(;´_ゝ`)「つまり、それを欝田と高岡に渡せばまるっと解決ってわけ?」

川 ゚ -゚)「うむ、s―――――」

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:06:14.18
「そうだ」
クーが、そう言おうとした矢先、その物体はぶるぶると振るえ、はじけるように飛び出した。

ξ;゚听)ξ「きゃああ!」

ツンの目の前を通過し、壁に当たり、跳ね返る。
その先で何度か壁を跳ね、更に、それは一人に向かう。

(´<_`;)「なっ!」

行く先に居た弟者は、それを防ぐために腕を前に出す。
が、その腕をすり抜けて、体内へと。

(;´_ゝ`)「弟者!!」

一瞬の出来事で、彼らは何が起こったのか把握できないでいた。
しかし体の中に”あれ”が入ったか、と思うと、気持ちの悪いものがある。
弟者は侵入口、自分の胸に手を当て、目を丸くしていた。

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:07:40.31
(;´_ゝ`)「弟者、弟者…!大事はないか!?」

(´<_` )「む…うむ。 問題は、ない」

弟者は冷静に兄者を見据え、手をだらりと下げた。
自然に見える動作がどこかぎこちなく、兄者は焦燥を深める。

(;´_ゝ`)「おい、クー。 一体どういうことだ? 弟者は大丈夫なのか?」

川;゚ -゚)「そこまでは…。 さすがに宇宙のことまではよくわからん」

(;´_ゝ`)「と、とりあえず、弟者、ハインのところへ行こう!」

(´<_` )「…ハイン、か」

物思いにふける様子を伺わせ、弟者は迷いなく部室の入り口へと向かう。

心配気についてきた兄者を軽く跳ね飛ばし。
よろめいた兄者を置き去りに、弟者はどこかへと走っていった。

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:08:48.79
ξ;゚听)ξ「弟者!? どこ行ったの!?」

(;´_ゝ`)「わからん! 急に様子が!」

川 ゚ -゚)「やつが乗り移ったようだ、急いで捕獲しよう」

(;´_ゝ`)「ああもう弟者! 洗脳されたり乗り移られたり!」

弟者を追って、クーと兄者が廊下に飛び出す。
しかし彼の姿は既に見えなく、闇雲に探すしか道はない。

ξ;゚听)ξ「私はハインに知らせてくるわ!」

アヒャ化したままのしぃを引きずって、ツンが二人と逆方向へと走る。
彼女の姿が見えなくなった頃を見計らってか、共に走っていたクーが歩を止めた。
気にせず進もうとする兄者の足をひっかける。
唐突な妨害を避けれず、兄者は盛大に転がって、涙目に患部を擦った。

( ´_ゝ`)「むむ、どうした?」

川 ゚ -゚)「話がある」

( ´_ゝ`)「それは今でなければならないことか?」

兄者の問いかけに、クーは静かに頷いた。
何事かと兄者はクーを見る。

川 ゚ -゚)「今日って何月何日だ?」


77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:13:32.06
(;´_ゝ`)「いつでもいいだろうがあああああああああ」

川 ゚ -゚)「ジョークジョーク」

(;´_ゝ`)「ジョーク言ってる場合じゃないだろ! 弟者が…」

川 ゚ -゚)「いないからこそ話したいことが」

押し気味に近寄られ、兄者は仰け反る。
彼女となるべく距離を置こうとしたのだ。
けれど、その距離を詰め、クーは兄者に手を這わせる。

(;´_ゝ`)「止まれ、やめろ、またんかー!」

川 ゚ -゚)「断る」

(#´_ゝ`)「離さんか、大体俺は、丁っ重〜〜にお断りしたはずだがっ!
      元々1週間ってことだっただろう」

川 ゚ -゚)「知っている。それで聞きたい、何が不満なんだ」

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:16:19.32
(;´_ゝ`)「全部だ、ぜーんぶ」

川 ゚ -゚)「私が女だからか?いつも…私がいくら好きになっても、必ず男にとられる。
     哀しいものだ」

(;´_ゝ`)「そうじゃない、好みの問題だ。 俺はな、もっと控えめでか弱い感じの子がいいの!
      される側じゃなくて色々したいの!!」

川 ゚ -゚)「ぼんきゅっぼんの誰もが羨むスタイルのイケイケ風味じゃ駄目なのか」

( ´_ゝ`)「おまえすぐ変なとこ触ってくるからやだ…」

川 ゚ -゚)「触りたいものは触りたい」

(;´_ゝ`)「………例えば、だ」
 
 
 
ζ(///*ζ「きゃあっ…! も、もう、何するんですかっ」

(*´_ゝ`)「何するように見える?」

ζ(///*ζ「やだ…あたしに言わせるつもりですか…?」

(*´_ゝ`)「たまには言ってみてほしいな」

ζ( ー *ζ「兄者くんってばいじわる…んんっ」

以下略

80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:18:08.08
( ´_ゝ`)「っていうのがよかったんだが」

川 ゚ -゚)「しかしそういうタイプは兄者に見向きもしない、と」

( T_ゝT)「周りにいないしな…」

川 ゚ -゚)「そうだな。それに兄者の場合はどっちかというと……」



(;´_ゝ`)「離せ!!いい加減に…ひっ!ちょっ…」

川 ゚ -゚)「問題ない、全て私に任せればいい」

(;´_ゝ`)「任せれるか!このっ、やぇぇ…!はうっ」

川 ゚ -゚)「ふふ、よく言うよ。こんなにしておいて…」

(; _ゝ )「ううっ…あう、っふっ…」

川 ゚ -゚)「もういいかな」
 ヴィィィイイイイイ
(;´_ゝ`)「え?…ちょ?え?ひあっ!待て!マジやめっ…」
        イイイイイイイイイイイイ
川 ゚ -゚)「ほうら、下のおくちがもっとってねだってる」

( ;_ゝ;)「ああああっ!!あうああっあっぁあっ!」

83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:19:38.47
(;´_ゝ`)「それ以上想像するのやめえええええええええええ!!!」

川 ゚ -゚)「いいところだったのに」

(;´_ゝ`)「っていうか今のだと俺に人権なさすぎだろ!」

川 ゚ -゚)「うむ」
 
 
 
(;´_ゝ`)「大体…そういうとこが嫌だって言ってるんだ」

川 ゚ -゚)「兄者、よく考えてみろ。例えばこれが長岡だったらだな」

84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:21:43.57
 _
(*゚∀゚)「ああ、兄者…可愛いぜ…この、色と言い、形といい、大きさといい…」

(*;´_ゝ`)「ん…んう…、な、長岡…も、そろそろ…」
 _
(*゚∀゚)「うん?なんだ、もうか?待て、もうちょっと…はむ」

(*;´_ゝ`)「はっ…んんっ……んっ……」


(;´_ゝ`)「む……なが、おか…おい…っ!いい加減……長岡?」
  _
(* ∀ )「むにゃむにゃ……に…」

(#´_ゝ`)「こ、このやろう…!」



川 ゚ -゚)「とかになるぞ」

( ´_ゝ`)「それでも須名より随分マシだと思うが」

川 ゚ -゚)「おっぱい以下……」

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:22:08.76
川 ゚ -゚)「それならば―――」

( ´_ゝ`)「待て待て、話とはこれなのか?」

川 ゚ -゚)「うむ」

( ´_ゝ`)「わかった、後でいっくらでも聞いてやるから、これは後で。な?」

川 ゚ -゚)「…ちっ」

(;´_ゝ`)「え、何? 何で舌打ちしたの?」

川 ゚ -゚)「気のせいだ」

( ´_ゝ`)「とにかく、今は弟者を探さねば…完全に見失ってしまったではないか」

川 ゚ -゚)「任せたまえ。 私を誰だと思っているんだ、皆の眼鏡である」

( ´_ゝ`)「意味がわからなすぎて対応に困る…」

86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:23:52.40
 
 
 
弟者は一人、どこかの廊下でぼーっと立っていた。
ひんやりとした空気が漂い、冷気と交わらぬように、どこの教室も扉を閉め切っている。

ぐるりと辺りを見渡し、弟者は己の手をじっと見た。

(´<_` )「動く……」

普通であれば当たり前のことを、感動の面持ちで呟く。
今まで彼は、ずっと閉じ込められていたのだ。
ハインリッヒの宇宙船の、エネルギー源として。ただ、それだけのために。

やっと自由になれた。
歓喜に体が震え、弟者はにやりと唇をゆがめる。
 _
(#゚∀゚)「あ、てめっ弟者ああ!さっきはよくもやってくれたな!」

思考をさえぎるように、彼を見つけたジョルジュが駆け寄った。
けれど今の彼の知らない情報で問いただす。

(´<_` )「さっき?」
 _
(#゚∀゚)「とぼけんな、俺の彼女を殴ってくれちゃってさ!
    いくら兄弟だからってやっていいことと悪いことがあるんだぜ!?」

(´<_` )「そうか、失礼。 これからは気をつけるよ」
 _
(;゚∀゚)「なんだと!? そういうならお前だってn…あれ?」

87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:25:27.67
(´<_` )「…なに?」
 _
(;゚∀゚)「なにって…突っこまねーの?」

(´<_` )「いや、彼女を殴ってしまって悪いな」
 _
(*゚∀゚)「え?いや、彼女って兄者のつもりで…
     え、何?OKなん?兄者もらっていいのか?もらっちゃうよ?」

(´<_`;)「(兄者って確かあそこにいたやつだよな…? こいつの名前が弟者だったから兄弟か。
       見たところ確か男だったはず…彼女って冗談か何かか?)」
 _
(*゚∀゚)「いいんだな! これから文句言うなよ! いいか!?」

右腕を振りながら迫るジョルジュに、弟者は一歩後退した。
気迫から、冗談ではないことが伝わる。と、いうことは、だ。

(´<_`;)「ホモなのか…あんま近寄んないでくんない?」
 _,
(;゚∀゚)「はああああ!?何言っちゃってくれてんの!?」

(´<_`;)「わかった、わかった!兄者はお前にやるよ!だからこっちにくんな」
 _
(*゚∀゚)「まじかああああああああおっぱいおっぱい! まってろよおおおおおおおおお」

本人の了承を得ずに交渉をしていることも気にせず走るジョルジュを、
変なやつもいるもんだな、と弟者は遠い目で見送っていた。

88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :さるった :2008/01/29(火) 21:28:04.72
 
 
 
 
 
从*゚∀从「な、なにいいいいいいいいいい!?みつかったあああああああああ!!?」

(*゚ー゚)「見つかったは見つかったんだけどねー」

ξ;゚听)ξ「弟者に入り込んでどっか行っちゃったのよ!」

(;'A`)「え…?弟者に………? あれ…が………?」

(*゚ー゚)「多分キミの考えてる入り方と違うと思うよ?」

从 ゚∀从「どっちにしろ大変なことになりそうだなー」

ξ;゚听)ξ「ちょ、ちょっとまって!」


90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:29:42.03
ξ゚听)ξ「あれって元々、ハインの宇宙船の原動力なんでしょ?
      なのになんで動いたりするの? 乗り移るって何で?」

从 ゚∀从「かくかくしかじか」

(*゚ー゚)「なるほどなっとくー!!」

ξ#゚听)ξ「ってわかるかあああああ!」

从*゚∀从「ちょっとした冗談なのに…ハインちゃん泣いちゃう」

(*゚ー゚)「しぃちゃんも泣いちゃうー♪」

ξ;゚听)ξ「いいから説明してよ」

从 ゚∀从「エネルギー! そしてオレの求めるのは無限のエネルギー!
      そう! そして三大欲求こそ無限のエナジー! 略してエターナルエナジー!」

('A`)「略せてないけどな」

从*゚∀从「三大欲求で有り余っているものとはなんッダッー!! それは性欲ダッー!!!
      いち! にい! さん! ダッー!!!」

('A`)「やりたかっただけだろそれ」

从 ゚∀从「ビンッタッーーー!!!」

                     )A`)・ ; ' . 、  アッー

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:31:25.97
(#)A`)「つまりだな、普通の燃料を使うんじゃなくて
    軽量化を計るために、感情のエネルギーを使ってるんだよ」

ξ゚听)ξ「感情のエネルギー?」

从 ゚∀从「略してエモーショナルエナジーだな」

(#)A`)「略せてないけどな」

(*゚ー゚)「合わせてエターナルエモーショナルエナジー?」

(#)A`)「聞かれても困る」

从 ゚∀从「まぁ、本体は捕まえられるから問題ないと思うんだけどな」

(#)A`)「他人の体を、そのエネルギーで操ってるだけだし。
    引っ剥がせば元の物体に戻るからそれを捕まえれば大丈夫じゃね」

ξ゚听)ξ「捕獲の仕方は?」

从 ゚∀从「さあ?」

ξ;゚听)ξ「………」

(*゚ー゚)「とりあえず、クーチャンと兄者クンのとこにいこー?」

92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:32:37.73
ツンは駆け足で、しぃはスキップで廊下を駆ける。
なのにしぃのスピードにツンは追いつけない。

ξ;゚听)ξ「ねえ! 思ったんだけど私たち押し付けられたんじゃない!?」

(*゚ー゚)「何を押し付けられたの?
     えっ!? ナニを押し付けられたの!? ツンチャンHEN☆TAIー!」

ξ#゚听)ξ「心の底までファックユー」

(*゚ー゚)「or2」

ξ# )ξ

(;*゚ー゚)「きゃーメンゴメンゴ☆だからそんな般若のような顔で追いかけないでー!」

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:33:10.45
後ろ向きにスキップをするしぃは、頭に目がついていないため、行く先に気付けなかった。
廊下の角を曲がり、階段を降り、更にスキップした辺りで
ジョルジュをしばいているクーを呆然と眺めている兄者に、全力で衝突する。

(;´_ゝ`)「ッ!!!?」

(;*゚ー゚)「はわわわわ!」

二人は絡まりながら三回転半をして、その先の壁に衝突した。
しぃは危なく頭を打ち付けるところだった。
しかし、咄嗟に兄者の胸倉を掴んで回避する。

(*゚ー゚)「ふぅ、危機一髪!」

変わりに、兄者が後頭部を強打し、壁からずり落ちて床に倒れる。
ツンがあわてて駆け寄り、兄者の体を起こした。

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:36:09.88
川 ゚ -゚)「この変態仮面が…悪霊退散!」
 _
(;゚∀゚)「あでででで!! 変態に変態言われたくねーな!」

倒れた兄者など微塵にも気にせず、クーとジョルジュは戦をしていた。
校内だというのにクーはハイヒールでジョルジュを踏みつける。
もう片方の足は普通の上靴だった。 蹴るためだけに履いたようだ。

川 ゚ -゚)「私が変態だと…? もしそうならば、世界中の人類が変態になってしまうではないか」
  _
( ゚∀゚)「変態の視点から見たら一般人は変態なんだろうな、うんうん」

川 ゚ -゚)「変態が何か言ってるな、これだからおっぱい仮面変態ストーカーは」
 _
(#゚∀゚)「タキシード・ラ・スモーキング・ボンバー!!」

(;*゚ー゚)「こ、これは、サイコメトリーが増大化し、念動力で相手を吹き飛ばす技!!」

川#゚ -゚)「ジョルジュめ…やってくれたな!」

クーは胸の谷間から不思議な壷を取り出し、中身の液体を辺りにぶちまけた。
彼らの鼻孔を、ガソリンの臭いがくすぐる。
そして彼女はチャッカマンを装備した。

川▼-▼)「バーニング…マンダラー!!」

ちゃっかりサングラスもかけたクーが、その言葉と共に点火した。
一瞬にして、青い炎が廊下を滑るように這う。
埋め尽くされた火の中央で、ガソリンを最も被った兄者、
そして兄者を支えていたツンも燃え出す。

97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:37:58.23
ξ  )ξ「この…変態ども………」

燃え盛る炎、ちりちりと炎に揺られ揺らめく黄金の髪。
火の中で熱いはずなのに、それを感じさせないほど冷たい表情。

川;▼-▼)「な、なにっ……ツン…まさか……」
 _
(;゚∀゚)「おまえが……選ばれし者だったのか…」

(;*゚ー゚)「略して……選者………?」

川;▼-▼)「戦…車……?」

彼女は、まるで鬼。

ξ#゚听)ξ「バカやってる時じゃないでしょ!! 水でもかぶって反省しなさい!!!」

スプリンクラーが作動した。

98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:40:13.43
 
 
 
 
  _
( ゚∀゚)「ほほー、どーりで変だと思ったんだよなー」

びしょぬれになっている服も気にせず、ジョルジュは彼女らの話に頷いた。
しかしいつものように笑うジョルジュに対する目線は随分冷ややかなもので。

( ´_ゝ`)「思ったならどうにかしろよ、タコ」

ξ゚听)ξ「あんたがバカなことしている間に、地球に刻一刻と危機が迫っているのよ、ナマコ」

川 ゚ -゚)「変態だとは思っていたが、ただの変だったな、スジコ」

(*゚ー゚)「そーだぞマンコ」
 _,
(#゚∀゚)「とりあえず言ってみたかっただけだろ、最後のお前」

(*゚ー゚)「うるさいぞチンコ」
  _
( ゚∀゚)「……無性に悲しくなってきた」

102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:43:39.94
( ´_ゝ`)「だからさー長岡なんかどうでもいいから、弟者を捕まえないと」
  _
( ゚∀゚)「さり気ない一言って傷つくんだぜ?」

ξ゚听)ξ「でも取り出し方がわからないわ」

( ´_ゝ`)「捕まえてから考えよう。 なんとでもなるだろ」
  _
( ゚∀゚)「なあ無視すんなって」

ξ゚听)ξ「そうね、それじゃあクー。 場所わかる?」

川 @-@)「任せたまえ」




川 @-@)o彡゜「おっぱい! おっぱい! おっぱい!」
川 @-@)o彡゜「おっぱい! おっぱい! おっぱい!」

川 @∀@)o彡゜「おっぱい! おっぱい! おっぱい!」
川 @∀@)o彡゜「おっぱい! おっぱい! おっぱい!」


  _,
川 @-@)「………」
  _,
川 ゚ -゚)「ジョルジュ、電波を発さないでくれないか?」
 _
(;゚∀゚)「考えるくらい別にいいじゃねーか」

103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:47:49.10
川 @-@)「気を取り直して……むむむ……」

川 @-@)「見えた!昇降口だ!」

(;´_ゝ`)「昇降口…遠いなあ、急がんと」

川 @-@)「急ぐまでもない。ここから出ればすぐだ」

クーは兄者の腕を引き、窓を全開にする。
確かにここから飛び降りれば生徒昇降口の目の前へ下りれるだろう。
しかしここは2階だ。

(;´_ゝ`)「ちょ、ちょ、ちょっとまて!!」

川 ゚ -゚)「弟者が心配なんだろう?」

くい、とめがねを上げる。
それとこれとは別問題なはずなのに、
兄者は無情にも、クーによって窓の外に投げられた。

105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :だーまたさるった :2008/01/29(火) 21:51:03.40
落ちる時は一瞬。
躊躇いも溜めもなく、たった一瞬で地面に落ちる。

(; _ゝ )ぎゃー」

受身を取ればセーフと誰かが言うが、
そんなものは受身を取れる人だけのセリフである。

(´<_`;)「あ!?」

例えばもしそれが自殺をしようと高層ビルからであったら
下に人がいたら、その人の方が危ない、とよく聞くが
これが2階程度のものだったら、二人は一体どうなるのか。

( T_ゝT)「もう嫌だ。須名といたら命がいくつあったって足りない」

彼女は魔法騎士なのだ。一般人と同類にしてはいけない。
校舎から出てきた矢先、兄者が落ちてきた衝撃でうつ伏せに倒れる弟者の上。
兄者は自分の人生を嘆いていた。

(´<_`#)「おいお前、さっさと降りろ!」

( T_ゝT)「無理ですごめんなさい今ので腰が抜けました生きていてごめんなさい」

(´<_`;)「悪いと思ったなら今すぐ……げっ!」

弟者の見た先は二階の窓で、
そこから今にも飛び降りようとする人が数名。
勿論着地地点は自分の場所ということが、降ってきた兄者から容易に想像ができる。

106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:53:13.34
(*゚ー゚)「いっけええええええ2げっと!!!」

川 ゚ -゚)「2ゲットずさー」
 _
(#゚∀゚)「させるかあああああああ2げっとおおおおおお!!!」

3人が一斉に飛び降りようとする。
それは見てわかっていたのだが、落ちてくる前に避けることは難しそうだ。
悟った弟者は歯を食いしばる。

(´<_`#)「ぐっ…!」

(ii _ゝ )「ぷぎゃっ」
  _
( ゚∀゚)「はっはっはっは! おまえらに2GETはまだまだ早い!」

(*゚ー゚)「ちえー。 最後かぁ」

川 ; -;)「2ゲットくらいで喜ぶなんてまだまだ子供だな。
     兄者、ちゃんと敵は捕獲したか?」

(ii _ゝ )「ぐ、あぐ……う……う……」

川 ; -;)「そうかそうか、それはよかったな」

(ii _ゝ )「あう……えぐ………う……」


(´<_`;)(…おいおい、こいつ死ぬんじゃないか?)

108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:54:44.21
ξ゚听)ξ「みんなー大丈夫?」

ただ一人階段を使ってきたツンが昇降口から現れた。
ツンはこの5人で出来た山を見て、開いた口が塞がらない。

ξ;゚听)ξ「降りなさい! とりあえず上の人は降りなさい!!」

(*゚ー゚)「なんで? いい眺めだよ! ひゃほーい!」

ξ;゚听)ξ「そりゃ一番上はそうでしょうけど!」

川 ; -;)「2ゲットなんか飾りなんだよ」

ξ;゚听)ξ「よくわからないけど、次があるわ! 頑張って!」
  _
( ゚∀゚)「良いもみ具合だぜ」

ξ#゚听)ξ「ドサクサにまぎれてセクハラすんな!!!」

(ii _ゝ )「はう……あ………ぐっ……」

ξ;゚听)ξ「ああ、ちょっとまってね! 今こいつら降ろすから!」


(´<_`;)「………バカばっかりだ…」

109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:58:19.68
ξ;゚听)ξ「ふう…ようやくって感じね」

やっとのことで、全員が山から脱出できた。
弟者はしぃの鞭でぐるぐる巻きにされ、むっとした表情のまま地面に座っている。

( ´_ゝ`)「それで、どうすればいいんだ?」

ξ゚听)ξ「とりあえずハインのところへ持っていけばいいんじゃないかしら?」
  _
( ゚∀゚)「ほいほーい。 それじゃあ俺は帰ってもいいかな?」

川 ゚ -゚)「そうだな、さっさと帰れ」
  _
( ゚∀゚)「酷くね? 酷くね? 帰るけど」

(´<_`#)「まて、そいつが本体だ! 逃がすな!」

帰ろうとしたジョルジュに、弟者は叫ぶ。
しかし誰もそれを気にしない。

( ´_ゝ`)「何言ってるんだ弟者モドキ」

(*゚ー゚)「略してガンモドキ」

(´<_`#)「……バカは死ね」

110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 21:59:40.84
川 ゚ -゚)「お前が弟者というならば証拠をみせてみろ」

(´<_` )「あ?証拠?」

川 ゚ -゚)「おまえの肩の後ろの二本のゴボウの真ん中にある
     すね毛の下のロココ調の右にあるものを答えてみろ」

(´<_`#)「んなもんねーよ」

川 ゚ -゚)「ざんねん、あたりだ」

(*´_ゝ`)「本物の弟者ならそんな鞭引きちぎれるはず
      できるもんならやってみろばーかばーか!」

(´<_`#)「何で嬉しそうなんだよ。 大体んなもん出来るわけないだろこの…」

弟者は「この馬鹿ども全員ころしてやる」と呪いを呟きながら、自分の腕に力を入れた。
半分自棄だったが、ミシミシと鞭が音をたてて裂け始める。

111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 22:00:29.92
(;*゚ー゚)「ちょ、ちょっと…それ金属入ってるのに…っ!」

(´<_`#)「これでどうだ、満足したか!」

千切れた鞭を地に投げ捨てる。
その様子を見た者たちは一塊となって怪物でもみるかのような目で弟者を見た。

(;´_ゝ`)「………マジ?」

川;゚ -゚)「さすがの私も想定外……」

(;*゚ー゚)「ああっ……特注なのに…ありえない……」

ξ;゚听)ξ「ほんとに人間なの……?」


(´<_`;)「………なんですかこのやっちゃった感のある空気は」

112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 22:01:43.92
弟者が脱力感に打ちひしがれているころ、
ハイン船のエネルギー核はジョルジュ体で、町の中を悠々と散歩をしていた。
  _
( ゚∀゚)「ははははは!この俺が誰でも乗っ取れることを忘れやがって!」

のん気に口笛でも吹けそうなほど気楽に笑う。
しかしそれも長くは続かない。
彼らを敵にした瞬間、物語は終わっているのだ。

(*゚ー゚)「既におまえは囲まれているー! 観念してつかまりなさーい」

セーラー服のミニスカートを翻し、しぃはジョルジュの前に立ちはだかる。
腕組みをしていた手を腰に手を当て、通行人に向かってウインクをした。

(*゚ー^)「微笑女戦士セーラーC、只今参上!
             愛の天罰、落とさせて頂きます!」

そして振り向いたときにはジョルジュはいなかった。
被っていた金髪の長いカツラが悲しく揺れる。

(;*゚ー゚)「ちょ、ちょっとちょっと!
     登場シーンは何があろうとも待っているのがルールってもんでしょ!」

慌ててCは追いかける。
誰が見ても、まるで間が抜けていた。

113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 22:03:30.12
 
 
 _
(;゚∀゚)「なんで居場所わかったんだろ」

裏道に逃げ込んだジョルジュは一人呟く。
町は広いし、学校からはかなり走ったつもりだった。

川 ゚ -゚)「それは私がいるからだ」

(*゚ー゚)「逃げ場なんて無いんだからね!」

けれど、前方からはクーが現れ、後方からはしぃが追ってくる。
クーもまた短いミニスカートをヒラヒラと風になびかせていた。
  _
( ゚∀゚)「くそー、美女が二人もいるのに…本来だったらエロゲ展開に…いや」
  _
(  ∀ )「……ならなきゃ自分で持ってけばいいんだ」

ククク、と喉で低く笑ったジョルジュを、二人は戦闘体勢で構える。
どちらが先に動くか、隙を狙う二人を襲ったのは別なものだった。

114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 22:05:02.20
川 ゚ -゚)「なにっ」

(;*゚ー゚)「ぅゃゃゃゎぁゃιぃぁゃぁゃゃぃぃゃ〜〜!」

足元のコンクリートを突き破り
クーとしぃの体に絡みつきながら空へと伸びていったのは
  _
( ゚∀゚)「名づけて触手系植物!」

名付けるも何も、そのままである。

エネルギーの無駄遣い。
地球の生命にはない物体すら創ってしまう、ただの無駄。
世界の理も、エナジーの前では無効であった。
 _
(*゚∀゚)「うははははー!」

彼女らの服を、粘液質の触手がビリビリと破いていく。
実際にはありえないけれど、マンガなどではよく見る散り散りの破け方をしていた。
身動きが取れないように絡まれ、色んなところを肌蹴させ、二人は卑猥な言葉を叫ぶ。

川 ゚ -゚)「番組が違います」

(*゚ー゚)「ご利用はCMの後で!」

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 22:07:32.94
ご利用になる時点で無計画な植物を
建物の影でタシロしている人影が二つ。

(;´_ゝ`)「ほら、早くいけって!」

ξ;゚听)ξ「嫌よ!あの二人がどうにもできないのに
       私が何とか出来るわけないじゃない!」

(;´_ゝ`)「そのツインドリルで何とかできるって!」

ξ゚听)ξ「それならあんた男でしょ、
      女の子に危険な目を合わせてないでさっさと行きなさいよ!」

(;´_ゝ`)「いやほら……それなら俺男とか言わないよ!そういう趣旨でいこうよ!」

ξ゚听)ξ「こういうときばっかり主張しないでくださーい」

言い争いをしていた。

116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 22:10:13.89
「きゃー!かわいー!」

「やっ…ああっ、らめえっ。いっちゃう、くやしいっけど感じちゃうっ…ビクビクッ」

「あひゃひゃひゃ!きもーい!」

(*´_ゝ`)「………」

ξ;゚听)ξ「ちょっと何覗いてんのよ変態!」

(;´_ゝ`)「………」

ξ゚听)ξ「どうしたの?」

川 ゚ -゚)「ひゃあん、そこはらめえっ…。かんじちゃうのおっ」

(;´_ゝ`)「無表情であんな台詞流石だよな、須名…」

ξ;゚听)ξ「………」

(;´_ゝ`)「ねえほっといちゃ駄目? 助けないと駄目?」

ξ;゚听)ξ「と…友達じゃない!」

118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 22:11:31.17
暫くの言い争いの後、ようやく結論に達した二人は立ち上がった。
同時に彼らの元へと走って行く。

ξ゚听)ξ「ショボーーーンスプレーーーーー!!!」

三(´・ω・`)ウホッ                   三(´・ω・`)ブチ殺スゾ
           三(´・ω・`)ショボーン
      三(`・ω・´)シャキーン
                    三(´・ω・`)ヤッフー
    三(´・ω・`)ショボーソ
                   三(´・ω・`)バカボーン
  _
(;゚∀゚)「なにいっ!?」

大量のショボンがジョルジュに襲い掛かる。
あっという間にジョルジュの居た場所にはショボンの山が出来ていた。
右腕だけが、名残惜しげに山の隙間から飛び出ている。

(;´_ゝ`)「いやあ、なんとかなりましたな、流石は津出さん」

ξ;゚听)ξ「これ以上何もないといいんだけど……」

危惧と安堵と、折り重なった溜息を吐く。
しかしその時、ジョルジュの腕から核本体が、する、と飛び出して
兄者の体を乗っ取ろうと、背に向かい、襲ってきたのだ。

119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 22:12:49.04
川;゚ -゚)「兄者、あぶない!!」

( ´_ゝ`)「えっ?」

植物により逆さ吊りになったクーが叫ぶ。
その声を頼りに、後ろを振り向いた兄者だが、時既に遅し、核がメリ、と

(; _ゝ )「ぐはっ!!!」

勢い良く兄者の胸にぶつかって、跳ね返された。

ξ゚听)ξ「!?」

川;゚ -゚)「?」

(;´_ゝ`)「!」

何故跳ね返ったのか、何故乗っ取られなかったのか、彼らに理解はできなかった。
それでも兄者はあわててその物体を掴む。
逃げられないように袋に詰めたが、その中でそれは暴れまわっていた。

120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 22:13:50.69
ξ*゚听)ξ「よくわかんなかったけど、兄者ナイス!」

(;´_ゝ`)「ああああありがとう!お礼にこれ持つのかわってもらえないかな!」

ξ゚听)ξ「ぜったいやだ」

(;*゚ー゚)「それはともかく〜〜!これどうにかしてー!!」

兄者とツンは見上げた。
そこには燐とした美しさを保ってうねっている複数の触手系。
太陽に輝くその色は気持ち悪い緑色を放っていて美しいとは言いきれない。

(;*゚ー゚)「なんでとれないのー!」

その蔦が、未だクーとしぃを掴んで離さない。
ジョルジュという主人を失ったというのに、だ。

(;´_ゝ`)「まだ、本体が生きてるから……か?」

植物は二人を絡めたまま、兄者に照準を定める。

121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 22:15:44.10
(;T_ゝT)「ぎゃあああああマジありえねええええええええ!!!」

ツンドリルも真っ青な勢いで、先端が兄者に襲い掛かる。
それを何とか避けつつ、むかうのはハインの居る学校の裏山。
植物なら根を固定しておけよ、という兄者のささやかな突っ込みを無視して
触手系植物は兄者の後を地を這い追っていた。

ξ*゚听)ξ「がんばれっ!ファイト!」

(;´_ゝ`)「人事だからってなあ!! パスパス!!」

ひょい、と投げた袋をツンは受け取る。
すると植物はツンに狙いを変えたのだ。

ξ;゚听)ξ「ばか! なんてことしてくれるのよー!!」

(*´_ゝ`)「学校までもう少しだからがんばれ!」

ξ;゚听)ξ「ふざけんなー! もう少しなんだったら自分で走れー!」

(;´_ゝ`)「ちょwwwwwww戻すな戻すな!!」
 
 
(*゚ー゚)「あーたまーがくらくらするー。 ゆれるーゆれるよーはきそうだー」

川 ゚ -゚)「私なんか逆さだぞ、もう少しの辛抱だからがんばれ。 おにぎり食うか?」

(;*゚ー゚)「はきそうって言ってるのに普通食べ物進める? ワショーイ」

限界ギリギリで逃げる二人とは反対に、植物の上は平和だった。


123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 22:24:23.00
もう間もなく。山をあと少し登るだけ。
あと残り僅かだというのに、夢は途絶えてしまった。

(ii´_ゝ`)「ぐえっ」

長距離の全力疾走に体力が追いつけず、転んでしまったのだ。

ぶるぶると震えまくる袋を抱え
「別にこれなくても俺らには関係なくね?」と微かに思う。
実際問題困るのはハインやドクオであって、
自分達がこんなにも必死で守る必要などないのではないか、と。
っていうか自分の問題なんだから自分でやれよ、と。

しかしそんな考えも、植物の影に覆いつくされる。
闘争中、いつの間にかスライム状に退化してしまった植物に、
兄者は今まさに取り込まれんとしていたのだ。
後悔、先に立たず。

息も絶え絶えに、されるがままに。
近寄ってくるスライムに、抵抗も出来ずに。
兄者の見たものは、体内で楽しそうにババヌキをやっているクーとしぃの姿だった。
いつの間にやら、セーラー服が通常のブレザーに戻っている。
変身がとけたのだ。

(ii _ゝ )「ババヌキなんか……二人でやったって…つまんない…だろ……」

せめてジジヌキを。
兄者は思うが、ジジヌキでも結局二人でやればすぐにジジがばれてしまうだろう。

124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 22:24:59.51
(´<_`;)「兄者!!」

絶体絶命と思われた瞬間、現れたのは弟者だった。
半分スライムに吸収されかけている兄者を引っ張り出す。
スライムは、もはや植物だった影さえない。緑色だ、というだけだ。

(ii´_ゝ`)「ああ弟者……遅いぞ、何やってたんだ……」

(´<_`;)「『俺はここにいる』ってメールだけじゃわからん!」

弟者は兄者を担いで山を登る。
スライムはたたり神のように、弟者を追う。

走りに走ったその先に、やっとのことで宇宙船が見えた。

125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 22:26:42.54
从 ゚∀从「きたかあああああああああ!!」

(;'A`)「うわっ、なんだよその変なスライム!」

(´<_`;)「俺が知るか!」

从 ゚∀从「あとは任せろい!」

ハインは火炎放射器をスライムに向かい点火する。
山火事の原因になるのでやめましょう。
花火をするときは大人の人と一緒に、水を用意してから遊んでくださいね。

(;´_ゝ`)「待て!中には二人が!」

炎がスライムに触れた瞬間、火は表面に広がりスライムは燃えだした。
形の無い形を次々に形成し、苦しみ出す。
クーとしぃはトランプを散りばめてしまった。
途端しぃが怒り出す。
どうやら今のところしぃが優勢だったらしい。クーはにこりと微笑んだ。

( ´_ゝ`)「……問題なさそうだな…」

126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 22:27:16.00
炎がおさまるころにはスライムはぼろぼろで、
二人は中から普通に出てきたが、

(#゚ー゚)「酷い!今のは絶対私勝ってたんだからね!」

川 ゚ -゚)「まだわからなかったな」

未だに勝負について話し合っていた。



从 ゚∀从「いやいやご苦労ご苦労」

(;´_ゝ`)「本当に苦労しました……」

へとへとになりながら、兄者は持ってきた袋をハインに渡す。
暴れん棒は、ハインの手に渡ると急に静かになった。

从 ゚∀从「さあ、これでようやく実家に帰れるぞー!
      正月くらいはゆっくりしたいなー」

('A`)「もう終わってるけどな」

エンジンルームに移動して、ハインはエネルギー核を定位置に戻す。
これが元々のあるべき姿なのだろうが、
どうしてかその姿は悲哀に満ちていた。

127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 22:29:14.84
ξ゚听)ξ「ようやく追いついたら全部終わってるのねー」

川 ゚ -゚)「来るのが少し遅かったな」

('A`)「それじゃあな、達者で暮らせよ」

(*゚ー゚)「オマエモナー」

从 ゚∀从「気をつけて行くんだぞ! 怪我しないようにな!!」

(´<_`;)「お前がだろ」

どこかずれた別れの挨拶をしている中、
一組の師弟もまた、別れを惜しんでいた。


('、`*川「兄者ちゃん、それじゃあ、またね」

( ´_ゝ`)「またも何も二度とくんな、さっさと帰れ」

('、`*川「思えば昔から兄者ちゃんは私の言うことを聞いてくれずに悲しい毎日でした」

( ´_ゝ`)「いいから帰れって、過去なんかどうでもいいから」

('、`*川「まだ兄者ちゃんはひねくれものです、もっと色んなことを教えてあげたかったわ」

(;´_ゝ`)「いいから!もう何も教わることはないから!」

129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/01/29(火) 22:34:03.53
 
そうして、ドクオ、ハインリッヒ、ペニサスの三人は
母国へ向けて旅立った。

一つの命を犠牲にして。

しかしそれが彼にとっての幸福なのだろう。
そう心に思い聞かせるしか、彼らは出来ない。
彼を救うことなど出来なかったのだから。
 
 
 
 
 
 
(;^ω^)「それで……なんでドクオはまだ学校にいるんだお?」

('A`)「あれ? 言わなかったっけ? 俺の星、ハインの船で3時間で着くんだぜ」

(;^ω^)「ちょっと悲しんでたブーンが馬鹿だったお……」





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