( ´_ゝ`)新年のご挨拶のようです(´<_` )
- 182 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
00:05:42.80 ID:bJoEuvUH0
- ( ´_ゝ`)ノ
―――( ・∀・)の家―――
そんなこんなで杉浦の家を後にした俺たちはさっさとモララーの家へたどり着いた。
道中滑って転んで鍋をこぼしそうになったり、野良犬に追いかけられて空き地へ逃げ込んだりと、
色々あったがなんとかたどり着いた。
そして現在、色んなものが散乱している部屋の中、モララーの妹であるしぃちゃんにお茶を入れてもらっている。
(*゚ー゚)
「ゆっくりしていってくださいね」
にこりと笑う顔はまさに癒し系。
モララーが妹大好きになる気持ちもわかるというものだ。
まぁその笑顔は俺じゃなく弟者に向けられたものだろうが。
当の本人は暢気な顔でお茶をすすってやがる。死ね
( ・∀・)「まったくずうずうしい兄弟だねっ!正月くらい妹と二人っきりにさせてほしいものさっ!」
俺の目の前に座っていたモララーが大げさにため息をついた。
- 185 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
00:13:42.07 ID:bJoEuvUH0
悪かったな
けどお前いつも妹と一緒にいるだろう。後ろからしぃちゃんがモララーの頭をカップで軽く叩いた
(*゚ー゚)
「やめてよお兄ちゃん!失礼でしょー!」
( ・∀・)「けど残念だったねぇ二人とも、元旦ならばしぃの晴れ着姿が見れたものを
可愛かったよ美しかったよ! 流石は私の妹さ! 世界遺産だようふふふ!」
(´<_` )「酔ってるのかお前」
普段もこんな感じだから判別しづらいが、確かに頬が僅かに朱色に染まっている。
そして良く良く見れば散らかっていたから気づかなかったが、空いたビール缶が何本も置いてあった
(*゚ー゚)
「元旦からずっと飲みっぱなしなんです…」
( ・∀・)「ついでだ!君たちも飲んでいきたまえよっ!あはははは!」
勢い良く肩を叩かれ、前につんのめった。
するとモララーは弟者が持っていた鍋に目をつけたらしく、正月だというのに
相変わらず薄汚れた白衣を翻し、近くへと酔ってくる
( ・∀・)「おおっとなんだいその鍋は!? お兄さんに教えて欲しいなっ!」
…どうするよ、>>190
- 190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金)
00:17:24.65 ID:5KqOfA4p0
- ひ・み・つ
- 192 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
00:22:25.00 ID:bJoEuvUH0
別にやってもいいんだが、というかやるように頼まれたのだがこの酔っ払いにそのままやるのは
気分が悪い。
ここは一つオチャメなジョークをかましてからだな!俺はユーモア精神に溢れているから!
( ´_ゝ`)m9「ひ・み・つ」
というわけで小指を立ててウィンクしてみせた
( ・∀・)「……………」
(*゚ー゚) 「…………」
(´<_` )「……すいません」
何故か弟が謝った。
なんでだよ畜生。
( ・∀・)「酔いが一気に冷めたよ」
(*゚ー゚) 「あの…あまり気にしないで下さい。弟者さん」
(´<_` )「ありがとうしぃさん」
(#´_ゝ`)「なんだよー!なんだよー!軽いジョークだろ!」
本当、失礼な奴らだった。
- 249 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
20:03:14.05 ID:bJoEuvUH0
杉浦お手製の雑煮を引き渡すとモララーはぱっと顔を輝かせた。
どうやら餅好きというのは本当だったらしい。
早速しぃさんにお椀を持ってくるよう頼んでいた。
…それにしても可愛いなあしぃちゃん。
エプロン姿テラ萌えwwwww
( ・∀・)「いいねえいいねえ!餅を持ってくるだなんて気が利いてるじゃあないかロマちゃんっ!」
(´<_` )「餅しか見えてねーのかよ」
( ・∀・)「きなこもち味のチロルチョコにはまった時から、私の餅好き人生は始まりました。ええはい」
(´<_` )「ごく最近じゃねえか」
突っ込む弟者に耳を傾けながら、俺は部屋の中を勝手にあさっていた。
挨拶に来たものの、ここに来るとついつい長居してしまう。
この家の外見は不気味な洋館だが、中身は至って普通の一軒家と変わらないから、くつろいでしまうのだ
( ´_ゝ`)(何かないかな〜)
ごそごそと部屋の中を見て回るが、物がありすぎて何があるのか解らない。
何に使ったのかは知らないが鉄塊や鉄くずが無数に散らばっている。危ないだろコレ
戸棚にある血圧計のような機械をかきわけていると、ようやく正月っぽいゲームが見つかった。
( ´_ゝ`)「お、これは…」
何だ?>>252
- 252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金)
20:13:52.80 ID:D6NSXAn60
- 人生ゲーム
- 253 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
20:22:28.57 ID:bJoEuvUH0
- 人生ゲームだ。
久しぶりに見た、俺はすぐさま埋もれたボードゲームを引っ張り出すと、暢気に雑煮を食ってる
奴らに掲げて見せた。
( ´_ゝ`)「おーい、そこのイカレ発明家と愚弟と萌え妹!これやろうぜ!」
俺の声に呼ばれた3人が振り向いた。
( ・∀・)「天才発明家と言いたまえ!」
(´<_` )「愚兄に言われたくない」
(*゚ー゚)
(萌え…?)
( ´_ゝ`)「んなこたどうでもいいからさwwwwちょっとこれで遊ぼうぜ。負けた奴はお年玉俺に払うの」
にやにやと笑いながら近づいていく。
そうだよ、うっかり忘れていたが俺の目的は新年の挨拶兼お年玉収集だったんだ。
まだ一つも集まっていないが、ていうかむしろ失ったものの方が大きいが
こいつは地味に金持ちだからな。もしかしたら何かいいものくれるかもしれない。
期待に胸を膨らませながら提案する。
( ・∀・)「君が負けたらどうするんだね?」
( ´_ゝ`)「この家で働こう!弟者が!」
(´<_`;)「おい!」
- 254 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
20:25:25.64 ID:bJoEuvUH0
( ・∀・)「よし乗った!」
(´<_`;)「ちょっと待て、俺の意思は!?」
(*゚ー゚) 「……………」
ごちゃごちゃとうるさい弟者は放っておいて、俺はさっさとゲームの準備を始めた。
(´<_`;)「俺がいたら妹と二人じゃなくなるぞ」
( う∀・)「わ…私は妹の幸せを優先するんだもん!」
(*゚ー゚) 「ちょっと!な、何言ってるのよお兄ちゃんてば!もうバカ!」
がちゃーんとという破壊音と、モララーの悲鳴が聞こえたがそこは無視しておく。
きっと準備が出来ればあいつも復活しているだろう。
( ´_ゝ`)「〜〜〜〜♪」
さあ、ゲームを始めよう
- 256 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
20:30:31.38 ID:bJoEuvUH0
ここから先は音声のみでお楽しみください
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「うはwwwwwwwww子供二人目wwwwwwktkrwwwwww」
「おおっとぉ兄者くん!そこは私のターンだよ!」
「あ………宝くじに当たっちゃった……」
「しぃさんはトップ独走かー」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「あばばばばばばばちょっと待って俺もう金がない」
「ふふん、むやみやたらに子作りするからこういうことになるのだよ!それ、ずっと私のターン!
兄者くんを借金地獄に突き落としてくれる!」
「お兄ちゃんやりすぎだよ! あ、今度は一攫千金が…」
「うーん、中々増えないなあ」
- 257 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
20:33:14.64 ID:bJoEuvUH0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「もうだめだ…これやめよう」
「自分が不利になったからといってそう言い出すのはよくないね、次はしぃの番だよ」
「うん」
「といってももう殆ど勝利が確定しているけどな」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「うおおお!俺最下位かよ!」
「しぃが一位ならば私は何も望まないさー!」
「あの、いいのかな」
「いいんじゃないか?おめでとう」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
というわけで、あっという間にゲームが終了してしまった。
結果は一位しぃさん二位弟者、三位モララー四位俺、という大変不本意な感じになってしまった。
畜生、こんなはずでは…
- 259 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
20:42:41.65 ID:bJoEuvUH0
- モララーが愉快そうに笑いながら俺の肩を叩いた。
あからさまにバカにしている顔だった。腹立つなあ
( ・∀・)「兄者くんが負けた、ということは弟者くんはうちで働くのかい?」
( ´_ゝ`)「まあそうなるね」
(´<_`;)「ふ、腑に落ちねえー…」
(*゚ー゚)
「あの、いいんですよ弟者さん。 兄はただ冗談で言ってるだけなんですから」
しぃちゃんが俺の前を素通りして、直接弟者に言った。
ちょっと照れながらも嬉しそうに話しているしぃちゃんを見ていると
多分、本当に弟者のことが好きなんだろうなあ、と思えてくる
畜生、納得はできるけどなんか悔しい。
(*゚ー゚) 「それに、遊びに来てくれただけで十分嬉しいですから…」
(´<_` )「あ、ああ…」
にっこりと笑って頭を下げる。
お前せっかくそんな可愛い子が喜んでるんだから何か言ってやれよ!愚弟!
隣ではモララーが複雑な表情で二人を見ていた。兄としては悔しいが妹が嬉しそうだから
何も言えないんだろうな。
まぁお前にしてはよく我慢してるよ。
- 261 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
20:47:37.14 ID:bJoEuvUH0
- 弟者はちょっとだけ黙り込んだ後、すぐしぃちゃんに向き直り、彼女の肩に手を置いた。
(´<_` )「しぃさん」
(*゚ー゚) 「は、はい?」
(´<_` )「明けましておめでとう」
(*゚ー゚)
「え…あ、はい。おめでとうございます」
(´<_` )「今年も身内が迷惑かけるような気するけど、よろしくね。」
なんだとこの野郎!
と思ったが今は何も言わないでおいた。しぃちゃんがぽっと顔を赤らめてもじもじしていたからな。
うむ、自重する兄とは、流石だな。俺かっこいい!
(*゚ー゚) 「えへ……はい! こちらこそよろしくお願いしますね!」
嬉しそうに笑ったしぃちゃんの顔に隣のモララーが目頭を押さえていたのは、見なかったことにした。
さあて、次はどこに行こうかね。>>262
1(*゚∀゚)
2ξ゚听)ξ
3从'ー'从
- 262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金)
20:48:25.83 ID:qzqDC5aK0
- 1
- 268 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
20:57:22.40 ID:bJoEuvUH0
- (´<_` )ノ
モララーの家を後にした後、俺たちは再び雪道を二人で歩いていた。
陽も大分傾いた赤橙の景色の中、肌寒さが増している
もうそろそろ終わりにしようか、と兄者に言うと、やはりお年玉なんて貰えないと踏んだのか、もういい加減諦めたのか
そうだな、とだけ言った
じゃあ、次で最後。
その言葉に兄者が提案した次の目的地は、つーの家だった。
つーは俺の後輩の女の子で、結構一緒に遊んだりするいい友達だ。
思えば去年は色々と迷惑もかけたし、もしかしたら一番最初に行くべきだったのかもしれないな
高級住宅街を抜けた先に高く聳える巨大なマンション。
その最上階を目指して、俺たちはインターホンを押した。
ピン、ポ――――ン
『ふぁ〜い?』
寝ぼけたような声が、インターホン越しに聞こえてくる。
- 269 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
21:04:07.91 ID:bJoEuvUH0
(´<_` )「あ、つー?俺弟者だけど―――」
『ガシャーン!バン!パリーン!』
名乗った瞬間、聞こえてきたのは何かの破壊音。
…一体中で何が起きているんだ?
シン、と一瞬の静寂の後、聞きなれた声が耳に飛び込んできた
『おおおおお弟者!?』
(´<_` )「うん、ちょっと新年の挨拶に来たんだけど、もしかして寝てた?」
出た声が眠たそうだったから、もしかして起こしてしまったんだろうか。と心配になる。
しかし対してつーは必死にそれを否定した。
『あっ、うっ、いや、寝てない! 全然寝てない! 一睡もしてないぞ!』
いや、ちょっとは寝ろよ。
(´<_` )「もし迷惑じゃなければそっち行っても……」
『もちのろんろんだ! でもちょっと部屋散らかってるからゆっくり来い!いいなっ!』
(´<_` )「ああ、わか」
った。と言う前に通信の切れる音がした。
同時に開くマンションの扉。…お邪魔します。
- 271 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
21:13:12.15 ID:bJoEuvUH0
- *********
部屋に着くと、振袖姿のつーが俺を出迎えてくれた。
大きな椿が描かれた赤い振袖は華やかで、つーによく似合っている
俺に近寄りにっこりと笑った。
(*゚∀゚)「アヒャヒャヒャ! 良く来たなっ良く来たなっ! どーだコレ似合うか!?」
くるん、と一回りして俺に見せびらかした。
頭を撫でながら可愛い可愛い、と言うと嬉しそう笑う。う〜ん、もう一人妹が
いたらきっとこんな感じなんだろうな。
(´<_` )「似合ってる、一人で着たのか?」
(*゚∀゚)「ま、まぁな!着付けとかできるんだぜオレ様っ!スゲーだろ!(ジャージから着替えてよかったー!)」
( ´_ゝ`)「多少七五三っぽいところはあるけど、中々似合ってるんじゃね?」
横から兄者が拍手をしながら茶々をいれると、つーが兄者の腕に噛み付いた。
おま、大丈夫か
(#*゚∀゚)「うるせー! 大体なんでお前までいるんだよ!」
( ´_ゝ`)「うはははは!つーちゃん、俺は弟者の兄なんだよ! 弟と兄が一緒に出かけるのはごく自然のことさー!」
(#*゚∀゚)「このお邪魔虫ー!」
剣呑ともほのぼのとも取れる雰囲気になっているが、何か言ったほうが言いのだろうか… >>272
- 272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金)
21:13:29.56 ID:JFrqv1cgO
- 支援
- 276 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
21:16:03.61 ID:bJoEuvUH0
- 安価近すぎごめん
じゃあ>>278くらいで
- 277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金)
21:17:51.12 ID:ayPa0WfQO
- すごく似合ってるよ
- 278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/01/04(金)
21:20:14.87 ID:ayPa0WfQO
- ↑
- 280 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
21:26:47.27 ID:bJoEuvUH0
- まあなんにせよ、ここは一度収めた方がよさそうだ
俺はつーの腕を掴み正面を向かせた。
(´<_` )「つー!」
(*゚∀゚)「?」
(´<_` )「その格好すごく似合ってる!めちゃめちゃ可愛い!」
(*゚∀゚)
(*゚∀゚)
(*////)ボッ
そう言った瞬間、つーの手が俺の袖を引っ張りぶんぶんと振り回した。
(*//∀//)「なななな何言ってるんだよ弟者!やーだなーもー!アヒャヒャヒャ!」
(´<_`;)「いだだだだだだ!おい、あんまり振り回すなよ」
( ´_ゝ`)(何この空気…)
- 282 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
21:36:14.17 ID:bJoEuvUH0
- 助けてやったのに何故か恨めしそうな視線を寄越す兄者。
なんだよ、助けてやったんだろうが。
(*゚∀゚)「と、とにかく此処じゃなんだからさっ!部屋入れよ! 兄者は帰ってもいいぞ!」
( ´_ゝ`)「今日の俺の扱いが酷い件」
それはいつものことだろう。
つーの部屋に入ると、ほっこり暖かい空気が俺を包んだ。
流石は高級マンション、暖房設備も完璧だ。
節約で気温が低すぎる俺たちの部屋とは大違いだな。
きょろきょろと辺りを見回すと、部屋の中は女の子らしく綺麗に整っている。
相変わらず片付けられた部屋だ。
(*゚∀゚)「コーヒー?紅茶?何がいい?」
( ´_ゝ`)「梅昆布茶」
(´<_` )「あ、じゃあコーヒーで」
(*゚∀゚)「わかったコーヒーな! ちょっと待ってろー!」
ブーン、と両手を広げてつーは台所に走っていった。
兄者は暗い表情でソファにのの字を書いているが、構うと面倒なので気にしないでおこう。
- 284 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
21:41:06.60 ID:bJoEuvUH0
紅茶を運んできたと同時に、俺はひとまず頭を下げた。とりあえずはこれをやっておかないとな
つーは不思議そうに首を傾げる
(*゚∀゚)「?」
(´<_` )「あけましておめでとう」
それを聞いてすかさず兄者も頭を下げた
( ´_ゝ`)「あけましておめでとう! つーちゃんお兄さんにお年玉…」
(*゚∀゚)「お、おめでと! でもオレ様年賀状弟者に送ったぞ?」
しかし兄者のセリフは綺麗にスルーして、俺の前へ座る。
いや、まあ確かに貰ったんだけど。
(´<_` )「ま、それとこれは別ってことで。今年もよろしくな」
(*゚∀゚)(と、特別扱い!?)
( ´_ゝ`)「いい加減泣きそうなんだけど」
- 291 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
21:49:22.93 ID:bJoEuvUH0
- 兄者が隣でずっとブツブツ呟いているが、相変わらずそのセリフも綺麗に無視
つーが俺に抱きついてきた。
振袖姿だからかちょこまかしていて、気分は小動物を相手にしているムツゴロウだ。
(´<_`;)「うおっ!?」
(*//∀/)「アヒャ!アヒャヒャヒャ! よ、よろしくなーっ! 絶対だぞ!!」
(´<_` )「あ、ああ……」
( ´_ゝ`)「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね花ね死ね死ね死ね
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」
いい加減、何か突っ込まないとダメかもしれない。
死ねの中に一つ花ねが混じっていたぞーと…。いや、ダメか。
どうしようか思案していると、俺に抱きついたままのつーが兄者に向かって手を伸ばした。
(*゚∀゚)「兄者も」
( ´_ゝ`)「死ねし…んあ?」
(*゚∀゚)「ヨロシクな! 兄ちゃん!」
( ´_ゝ`)「……………」
- 292 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
21:54:32.76 ID:bJoEuvUH0
ふわり、と柔らかい空気が部屋の中を包み込んだ。兄者が泣きながらつーの手を握り頷く。
どうでもいいけど、兄者今日泣きすぎだろう。
( ;_ゝ;)「…………うん」
(*゚∀゚)「アヒャ!」
(´<_` )「……やれやれ」
まったく、扱いやすいんだか悪いんだか解らないな。
つーに頭を撫でられている兄者を見ながら、どっちが上なのか悩んでしまいそうだった。
窓の外はもう完全に陽が落ち、きらきらと星が輝いている。
つーに入れてもらったコーヒーを一口飲んで、ほっとため息をついた。
ああ、このコーヒー美味い。
今年の始まりもなかなかじゃないか。
- 297 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
22:09:48.70 ID:bJoEuvUH0
- ( ´_ゝ`)ノ
それから、俺と弟者はつーちゃんの家を出て岐路へとついた。
また来いよ、と手を振るつーちゃんに対して、弟者は無駄にジェントルなスマイルを向けていた。
正直、さっきのは弟者を好きなつーちゃんが俺を丸め込むための巧妙な罠だったのかもと思うこともあるが
それはいくらなんでも邪推というもの、嬉しかったのは事実だから素直に喜ぶことにした。
夜空を二人、てくてくと歩いていく
( ´_ゝ`)「あー寒ぃー 結局お年玉一つももらえなかったしー」
(´<_` )「当たり前だろ。常識的に考えて」
( ´_ゝ`)「ちぇー」
二人でこうして雪道を歩いていると、いつか弟者が家出したことを思い出す。
あれは去年のことだったっけ、いなくなった弟者を探しまくったっけなあ
ちょっと前のことなのに結構な遠い思い出に感じる。
隣に視線を向けると、俺とそっくりな顔をした男。
俺とそっくりな顔をしているくせに、俺よりもモテて無駄にフラグ立ててる男。
(´<_` )「なんだよ」
じっと見ているのがバレたらしい。不審そうな顔をして俺を見てくる
- 300 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
22:13:13.80 ID:bJoEuvUH0
(;´_ゝ`)「あ、いや…」
(´<_` )「まったく、そんなにお年玉が欲しいのか? 仕方ない兄者だな」
いやいやいや、今はそんなつもりで見ていたわけではないんだ。
ただ、どうしてこんなに俺とそっくりなのに違うのかと思っていただけで…
別にこの野郎お前ばっかりモテやがってとは全然おもっていないんだ。本当に
(´<_` )□「ほらよ」
(;´_ゝ`)「え?」
す、と目の前に小さな封筒を突きつけられた。
兄者へ、と整った文字で描かれているそれは明らかに…
(´<_` )「お年玉だ。 欲しかったんだろ」
( ´_ゝ`)「…くれるのか?」
(´<_` )「今年は働けよー」
ぽん、と懐に入れられ、俺は言葉を失った。
- 301 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
22:13:42.76 ID:bJoEuvUH0
弟からお年玉を貰う、なんて情けないことこの上ないが、それでもやっぱり嬉しいものは嬉しい。
おれは笑いながらそれを受け取った。
( ´_ゝ`)「ありがとう」
(´<_` )「ああ」
うむ、今年の始まりもなかなかなものだ
夜空を見上げればぽっかりと浮かぶお月様。
なんだよ、満月じゃねえか、久しぶりに見た。星もキレイだし、今年はいい年になりそうだぜ
( ´_ゝ`)
(´<_` )
隣を見れば俺にそっくりな男
そっくりな弟。
( ´_ゝ`)「弟者よ」
(´<_` )「なんだ兄者」
( ´_ゝ`)「あけましておめでとう」
(´<_` )「あ?」
- 303 : ◆RlTQEud5f. :2008/01/04(金)
22:14:04.25 ID:bJoEuvUH0
今度は呆けたような顔でこっちを見てきた
( ´_ゝ`)「いやー、そういえばお前に言ってなかったからさ!」
そういうと弟者は不敵に笑う。
おま、なんだよその笑み、バカにしてんのか!?仕方ないだろう、忘れていたんだよ!
しかしそれは別に弟者的には不敵でもなんえも無かったらしく、ごく普通にこう返してきた
流石だな弟者
(´<_` )「ああ、明けましておめでとう」
( ´_ゝ`)「……………」
(´<_` )「な」
( ´_ゝ`)「…………うん」
まあ、なんだ。
今年もよろしくおねがいします。
おしまい
〜( ´_ゝ`)新年のご挨拶のようです(´<_` )〜
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